Feature

田村祥宏の作家性

人中心の視点

ビジネスや社会課題などあらゆるテーマにおいて、その中心にいる「人」を描きます。彼らと向き合い独自の対話アプローチによる深い対話を行い、言葉にならない感情や葛藤、隠された痛みに触れることで、人と社会と課題との繋がりを見出し、表層的ではない共感を呼ぶ表現の基盤を生みだします。

クライアントのパートナーとして寄り添い、空間づくりを通じてさまざまな課題解決をする丹青社のクリエイターたち。そのプロセスやエピソードを、対話を通じて描きました。

独創性と表現手法の探求

他と差別化できない演出を嫌い、常に作品とそこに関わる人にとって最適な「オリジナリティ」を追求します。時に静謐に時に激しく、フィクションとドキュメンタリーの垣根も越え、退屈なお説教でも中身のないイメージ映像でもない、視聴者が飽きずに楽しみながら本質を理解・共感し、最終的には「行動しよう」と思えるような映像体験を設計します。

TYPICA株式会社と志を共にする各ロースターの物語を発信していく「Meet the Roasters」シリーズ。

多角的かつ批判的な視点

物事を一面的に捉えず、多角的な視点から光を当て本質を探ります。既存の価値観や常識を疑い、作品や自分自身にも問い続ける。それは短絡的な否定などではなく、より深く誠実な表現を生むための姿勢であり、意図せず誰かを傷つけたり炎上を招いたりする危険を回避する必須の視点です。

映画『Dance with the Issue：電力とわたしたちのダイアローグ』は、エネルギー課題 ✕ コンテンポラリーダンスをテーマに、映画の持つ新しい可能性を目指して制作しました。

意味ある美しさの追求

映像を長時間観続けてもらうためには、面白い演出だけではなく「美しさ」も必要です。長編映画制作にも携わるチームが、その高いレベルの技術を注ぎ込みます。表面的ではない、ストーリーと結びついた意味と美しさをつなげることで、視聴者の感情に強く訴えかけ、深い共感と強い説得力を生み出します。

最新作である "THE MUSICIAN" は、旅をするミュージシャンが自然に潜む音・空間に感化され、新しいリズムやメロディを創作していく様子を描いています。